自然を満喫した後は、お楽しみのごはんタイム。登山やキャンプに持っていくと便利な食材が缶詰です。缶づめ料理研究家の黒瀬佐紀子さん曰く「すでに調味済みの缶詰であれば、あれこれ調味料を持参しなくても、うまみのつまった缶汁が調味料がわりになります。最近ではさまざまな味の缶詰が登場しているので、利用しない手はないでしょう」。
常温で保存がきく缶詰はクーラーボックスも不要。米と缶詰さえ持っていけばおいしいごはんが作れるなら、ザックひとつで身軽にいきたいときにも理想的。そこで、黒瀬さんに便利なギアと組み合わせた缶詰料理を作ってもらいました。缶詰グルメの世界へようこそ！
料理とレシピ：黒瀬佐紀子
缶づめ料理研究家。フードスタイリスト。雑誌やTVなどで活躍するほか、商品プロデュースも手掛ける。『缶つま』(世界文化社)など缶詰を使った料理の著書も多数。
WEB限定
いわししょうゆ味缶…1缶（100g）
コーン缶…1缶（ミニサイズ85g）
アルファ米…1袋（100g）
バター…20g
コショウ・乾燥パセリ…各適量
①アルファ米袋に缶汁（いわし缶とコーン缶）を全量注ぐ。シェラカップで湯（分量外）を沸かし、内側の注水線（160ml）まで加えて注ぎ、よく混ぜる。袋のチャックをして、20分程置いて米を戻す。
②シェラカップにバターを半量入れて中火にかける。❶を半量入れて炒め合わせ、全体が混ざったらコーンといわしを半量加えて炒め合わせる。コショウとパセリをふる。もうひとつのシェラカップ分も同様に作る。
うまみのつまった缶汁をアルファ米に吸わせて、最後にシェラカップで湯をそそぐ
THE EARTH 掲載
米…1.5合
やきとり塩味缶…2缶
水…250~270ml
赤ピーマン…1コ
（お好みで卵、油）
①米をといでメスティンに入れる。3の目盛りより少なめの米…1.5合水を入れ、やきとり缶（缶汁も）、赤ピーマンをまるごと入れてふたをし、30分程吸水させる。
②❶を火にかけ、沸騰したらごく弱火にして12分程加熱する。ふたを開けて底に水気がなく米が程よい固さになっていたら火を止める。タオルに包んで上下逆さまにして10分程蒸らす。
③ピーマンのへたを取り除き、切るように全体を混ぜる。お好みで付属のフライパンに油をしき、目玉焼きを作る。
炊飯用の目盛りがついているので、水加減の調整がしやすい
フッ素樹脂底面のリブ加工を施し焦げ付きにくい設計に
【使用した缶詰/アイテム】
THE EARTH 掲載
いわしトマト煮缶…1缶（100g）
パスタ（茹で時間7分）…80g
バター…10g
塩…小さじ1/4
（お好みでイタリアンパセリ）
①フライパンに水を200ml、塩、パスタを半分に折って入れ、火にかける。沸いたら、中火で時々混ぜながら5分ほど茹でる。
②❶の水分がほぼなくなったら、バターを加えて溶かしながら炒め、全体に絡める。いわしトマト缶詰をソースごと加えて炒め合わせる。お好みでイタリアンパセリを散らす。
【使用した缶詰/アイテム】
