TECNICA
COCHISE 130 DYN GW
フレックス130 ラスト99mm
アルペンブーツから履き替えるときに、まず試してほしい1足。抜きんでた特徴はないものの全体において「良い」ブーツ。この靴を基準に、「もっとフィット感が」「もっと軽いものが」などの好みを探っていくにもおすすめ。ビブラムグリップウォークでテックビンディング対応のため、ビンディング・用途を選びません。21-22より新しくなったウォーキングシステムT-Rideはロック機構が搭載され誤作動を防止。
バックカントリースキーを楽しむのに、道具選びはやはり重要です。さらに、何事においても最初が肝心。スキー板選びのはじめの一歩に引き続き、ここではブーツ選びのはじめの一歩を解説しましょう。
バックカントリースキーをはじめるとき、ブーツはどうしたらいいのか、迷う人は多いと思います。通常は「ブーツも買い換える」という思考になると思いますが、その判断のもとになるのがウォークモード機能の有無だと思います。山岳エリア(バックカントリーエリア)を滑るとき、ハイクハックはつきもの。そのときにウォークモード機能があると歩きやすかったり、疲労軽減にもつながります。しかし、ウォークモード機能がすべてではありません。ブーツを選ぶときに気をつけなければならないのは、ビンディングとのマッチングです。さらに言えば、スキー板、ビンディング、ブーツのマッチングが重要です。
スキー板選びのはじめの一歩として、センター幅が100mm未満のもので、DEMOモデルと同じようなフィーリングで滑ることができるモデルを紹介しました。スキー板全体のプロポーションからすると、テックビンディングも対象になりますが、ターン性能とのバランスを考えると、おすすめのビンディングはサロモン・アトミックのワーデンやマーカーのグリフォン、スクワイヤーになります。これらのビンディングはグリップウォークなどのラバーソールに対応していますが、たとえばスクワイヤーはツアー用ブーツのソールには対応していなかったります。
このように、単純にウォークモード機能がついているブーツを買えば良いというのではなく、スキー板、ビンディングとのマッチングを考えてブーツを選ぶことが大切です。
マッチングについては、ぜひ店舗スタッフにご相談ください。ビンディングとブーツの規格のマッチングや相性などもお伝えしつつ、ブーツ選びをサポートさせていただきます。
以上の「マッチング」がされていることを前提に、ブーツを選ぶとすると、フレックスはいま使用しているモデルと同程度か少し軟らかめでも良いでしょう。ウォークモード機能は搭載されていなくてもかまいませんが、先々のことを考えると搭載されているモデルが選択肢に入ります。カテゴリーからするとフリーライドモデルに分類されるモデルがおすすめです。