初心者おすすめグッズ(前編)

登山には、さまざまなスタイルがあり、季節やその目的・内容に応じた優れものアイテムが豊富に用意されております。ですので、初心者の方は、いったいどんな登山グッズが必要なの?と悩んでしまう方も多いはずです。
そこで、登山靴やザックなどの必須アイテムに加え、初心者の方向けのオススメ登山グッズや、さらにあると便利!なアイテムをご紹介していきます。

まず、第一回目となる今回は、登山経験がとても豊富な石井スポーツベテランスタッフに、初心者の皆様向けのオススメアイテムをご紹介していただきます。尚、オススメアイテムが盛りだくさんとなってしまったので「前編」と「後編」にわけてご案内いたします。是非ご参考にされてはいかがでしょうか?

※記事内容は投稿当時のもので現在は異なる場合があります。予めご了承ください。

まずは「ヘッドランプ」!

「ヘッドランプ」は、「登山新三種の神器」と私たちが提唱している”自分の身を守るため・遭難しないようにするため”のアイテムの一つです。現状、持って行かれない方が結構多いのですが、特に秋口は、ほんとに暗くなるので必須アイテムと言ってもいいですね。これから登山を始められるお客様からのご相談も多いのですが、林の中は平地に比べ暗くなりますので、とても必要なものです。

ナイトウォークのご経験がある方であれば、「暗さの怖さ」をよくご存知かと思います。東京に住んでいらっしゃる方だと、何となく夜でも歩けるという感覚をお持ちなんですよね。

でも、実際にナイトウォークをされると感じていただけるのですが、林の中では月明かりがないと、本当に真っ暗なんですよ。もう、何も見えない。いわゆる漆黒の闇という感じなんですよね。
そういうところを体感するとヘッドランプの必要性を身に染みてわかっていただけると思います。

尚、ヘッドランプは、「新三種の神器」と申しましたが、基本的には、どんな登山の時にも必要という認識を持っていただきたいと思います。また、さらに安全を追求するのであれば、ヘッドランプを「2個」とまではいいませんが何かライトをもう一つ持って行った方がいいですね。

というのは、ヘッドランプがもし、万が一、点かなくなった時のためですね。暗い中を歩いている時に、ヘッドランプの電池が急に切れてしまうと、電池交換さえもできません。そういう状況を事前に想定し、予備ヘッドランプがあってもいいと思います。

私が、こういう予備のアイテムを準備するときには、「一石二鳥」ということをよく考えます。例えば、予備のヘッドランプを合計2個を持っていく場合は、最近でしたら、電気をアウトプットできる充電式のランタンがあるんですよ。
それを持っているとスマホや携帯に充電することも可能で便利です。まさに一石二鳥ですね。

オススメ!初心者向け『ヘッドランプ』


ペツル
ティキナ E091DA00
¥3,080(税込)

日帰り登山、山小屋泊、キャンプなど幅広く活躍する近距離の照射に最適なヘッドランプです。
コンパクトで幅の広い光を照射するため日常的な使用にも適しています。3段階の白色光照射モードを搭載しています。リチャージブルバッテリ―「コア」を使用可能。


ペツル
アクティックコア
¥9,900(税込)

繰り返し充電できるヘッドランプ。、450ルーメンの明るさ、マルチビームを備えており、マウンテニアリング、ランニング、ハイキング、バックパッキング等のアウトドアアクティビティに最適です。


ペツル
ビンディ
¥6,930(税込)

35 g と超軽量な「ビンディ」は手のひらに収まるサイズのヘッドランプです。USB ポート経由で簡単に充電が可能で、素早く調節可能な細いヘッドバンドにより、首回りにかける等して持ち運びできます。

初心者オススメアイテム「インナーバッグ」

ザックの中を濡らさない「防水インナーバッグ」

山では、必要なものすべてをザックに収納します。そのザックの中を濡らさないために必要なアイテムがこの防水インナーバッグです。

山登りの途中で、ちょっと温泉に寄った時など、ザックの中に体を拭いたタオルなど、濡れたものを入れても、他の荷物を濡らさないことができるので、防水インナーバックも必要なアイテムだと思います。

オススメ!初心者向け『インナーバッグ』


イスカ
スタッフバッグキット(4枚セット)
¥2,860(税込)

高い対水圧を持つ、コーティング加工ナイロンを使用したシンプルなスタッフバッグ。小物の収納にはXS~Lサイズ、レインウェアやダウンジャケットなどには3L・5Lサイズがおすすめです。


エクスペド
Fold Drybag
¥2,530(税込)

明るい色のフォールドドライバッグ。明るい色の柔らかなポリウレタンコーティングのナイロンタフタ、縫い目は全て目止め。中が見やすく探しやすい白色コーティング。持ち手付き、ロールトップ。


グラナイトギア
エアペアー
¥2,200(税込)

2気室で片方にはジャケット、もう片方にはパンツ、行動食、昼食等を区分けすることが出来ます。

初心者オススメアイテム「ドライレイヤー」

「低体温症」のリスクを回避!最近のトレンド「ドライレイヤー」!

汗をかき、濡れた状態のウエアでは「低体温症」のリスクも高まります。できるだけ汗冷えをしない対策が重要になってきます。
そこそこ気温が高い日もあれば、そうでない日もあります。ですので、アンダーウェアに関しましては、最近は、ドライレイヤーという考え方が浸透してきています。下に吸湿性の低いアンダーウェアを着て、上に吸湿性の高いもの重ねて、肌面は常にドライに保つ、という考え方です。汗っかき(もしくは寒がり)な方にも、重ね着のコツとして推奨しています。体が冷えると体力の消耗も早くなりますからね。
日帰り登山であっても最低限必要な装備であると思います。

ちなみに、個人的にもドライレイヤーが今は一番オススメですね。ファイントラックに代表されるドライレイヤーですが、ファイントラックを一番最初に着た時の感動といったら半端なかったです。
また、結構、夏の時期ですが、パンツがあんまり良いものでないと腰などに汗だまりや、背中からも汗が垂れていくなど、とても気持ち悪い思いをすることがあります。ですので、快適なアンダーウェアがあると全然、登山の楽しみ方が違ってきます。

オススメ!初心者向け『ドライレイヤー』


ミレー
DRYNAMIC MESH
¥5,830(税込)

水分を含まないポリプロピレンを使用。

汗はメッシュを抜けて素早くベースレイヤーに移行し、肌をドライな状態に維持するため、安全かつ快適性に優れる山装備に必須のドライナミックメッシュレイヤー、消臭糸使用。
◆素材:ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6%
◆重量:110g


ファイントラック
ドライレイヤーベーシックスクープネック
¥4,620(税込)

吸汗速乾ウエアの下に着て、汗冷えや汗のベタつきを軽減するための肌着・ドライレイヤーの定番シリーズです。抗菌防臭性も付与し、アウトドアフィールドで遊ぶすべての方におすすめの一枚です。


ファイントラック
ドライレイヤークールボクサー
¥4,840(税込)

ドライレイヤーの中で、もっとも薄く、涼感を備えたシリーズ。暑がりな方や夏山登山、発汗の多いアクティビティに最適な涼しくドライな一枚です。

初心者オススメアイテム モノトーンの「登山靴」

最近の登山靴のトレンドは「モノトーン」!

毎年、多少のファッショントレンドがありますが、最近は、「モノトーン」の人気が割と多くなってきています。
登山ウェアはカラフルなものが多いですので、足元は黒やグレーなどモノトーンで締めるとカッコイイと思います。
もちろん全身モノトーン系の登山スタイルも素敵です。これから、おしゃれを考えて購入する方にはおすすめです。

オススメ!初心者向け『モノトーンの登山靴』


ザ・ノース・フェイス
クレストン ミッド フューチャーライト
¥22,000(税込)

3シーズンのトレッキングに適した女性用の軽量防水トレッキングシューズ。凹凸の多い路面でもフラットな着地ができ、重い荷物を背負っていても安定した歩行をサポートします。


サロモン
クロス ハイク ミッド ゴアテックス
¥22,000(税込)

ミディアムカットは足首を支えるだけでなく、防水性のあるGORE-TEX、丈夫な砂よけメッシュ、ラバーストーンガードを採用し、高いプロテクション性能も発揮します。

『金属を鍛造する炉』を意味する名前を与えられたシューズ
「TECNICA  FORGE」
自分専用シューズを、丁寧に、心を込めてお作りします。

当社の宣伝になってしまいますが、只今、石井スポーツではTECNICAの FORGEというその人の足型にあった登山靴をつくることができます。
熱形成といって、靴自体を温めて足型にフィットさせるというサービスです。もともとスキーブーツなどは、かなり前からそういう概念がありました。熱を加えて足型をとるというものです。それが登山靴としては、初めて可能にありました。
製作時間は20分くらいですので、是非、お店に来ていただきご相談ください。

※写真は内容物を分かりやすく写すためのイメージ写真です。
実際の工程とは多少異なる場合があります。

水分補給は、ハイドレーションとペットボトル
の併用を!

基本的なお話ですが、山行の際の水分補給に関して、個人的にはペットボトルは推奨したくありません。しかし、ペットボトルはとても便利なので、私も山に行った時は使います。
しかし、できれば ハイドレーションをオススメいたします。ザックの中にいれて、そこからチューブを出して水分補給を行います。
ペットボトルを持っていきたい方というのは、歩いている時にすぐに飲みたいのでザックに差したい、という気持ちが強いと思います。

しかし、ペットボトルは、強度があるかというと、決して強度はありません。
登山中の水は、かなり重要なポジションを占めるので、すぐに飲みたいのであれば、ハイドレーションの方が歩きながらでも安全に飲むことができて良いと思います。

反面、ハイドレーションのデメリットとしては、残量が見えないため、ハイドレーションしか使っていない人は、飲みすぎてしまったり、逆に我慢して飲まなかったりする人が結構多いんです。
ですので、休憩の時にザックをおろした時は、ペットボトルの水を確認しながら飲んで、行動中は、ハイドレーションで水を補給するというのが理想的だと思います。(併用を推奨)

我慢して脱水症状になる方もいらっしゃるので、休憩の時は、必ず、確認して飲むということを心掛けてほしいです。

オススメ!初心者向け『ハイドレーション』


プラティパス
ビッグジップEVO 25004 2.0L
¥6,160(税込)

シンプルな作りで、軽量なハイドレーション。別売りのクロージャーキャップに取り替えると、ウォーターキャリーとしても使用できます。


ハイドラパック
シェイプシフト 3L
¥5,170(税込)

バックパックに搭載しチューブから水分補給が可能。裏返して洗えるので衛生面も安心。


サロモン
ソフト リザーバー 2L
¥6,160(税込)

走行中に水分やエネルギーを補給できる SOFT RESERVOIR 2L はハイキングに最適。飲むと圧縮されるので、水が跳ねたり揺れることもありません。