第1回目の店長リレー通信は、東京都立川市にある「立川店」の竹内店長です。竹内店長は、クライミングの愛好家であり、その情熱は石井スポーツNo.1であると言われています。立川店にはクライミングボードもあり、そこへの思い入れも半端ないとか。
では竹内店長に話を聞いていきましょう。
※在籍店舗及び記事内容は投稿当時のもので現在は異なる場合があります。予めご了承ください。
|まずは自己紹介お願いします!
【立川店店長:竹内さん】
入社12年目。立川店がオープンした際から所属しています。
立川店は八王子店から移転して出来た店舗なのですが、その八王子店で社員になり、今は立川店の店長を務めています。
元々立川店にはクライミングボードはなかったのですが、私が社内で「稟議」を通して作っていただきました!
実は今のクライミングボードは「2代目」なんです。
店舗で開催する講習会は人気があるのですが、どうしてもボードが小さいと「動きの前後の流れ」が身につかない傾向にあります。元々「初代」よりもサイズの大きい「特注版」があることは知っていたので(笑)、思い切って大型のものを提案させていただきました。
クライミング自体は今大変人気ですが、登り方の本はいっぱいあるのに、ジムではテクニックなどを正しく教えてあげられるインストラクターの方が足りていない印象です。
課題があっても我流で登るだけでは、本当のクライミングの面白さは味わえないと思います。
是非クライミングの面白さを一緒に味わいましょう。
|立川店の「推し」ポイントを教えてください
立川店の「推し」ポイントを竹内店長に聞いてみると、少し照れながら以下の3つを挙げてくれました。
①:大型のクライミングウォールでいろいろ「試せる」
実際にクライミングウォールに登れるのはもちろん、一般のクライミングジムではなかなかやっていない切り口のイベントもたくさん。クライミングコンペの開催やシューズの試し履き会は人気ですよ!
②:私、竹内が在籍している!
半分冗談ですが、半分は本気です。私自身が今もクライミングを行っていて、お客様と同じ目線で接客やお話が出来るのが魅力だと自負しています。余談ですが、店頭では私が出演しているDVDを上映したりもしていますよ。昨年アメリカで4K動画で撮影したもので、クライミングシーンだけでなく、アメリカでの生活風景も収めています。
③:コアなクライミングの品揃え
クライミング用品の品揃えには自信があります。実は石井スポーツとして初めて仕入れるものも少なくありません。クライマーは旬なアイテムに敏感、これは実際にクライミングをやっていないと感じ取れないと考えています。実際自分の欲しいなと思ったものは売れているんですよ。
例えばこの雑誌「ROCK CLIMBING」というのですが、竹内俊明さんというボルダリング界で世界に通用する方が編集長なんです。
このような現役バリバリの方が編集している雑誌であり、編集長が毎号熱く語っているまさに専門誌なんです。これを目当てにご来店いただく方も実は結構いるんですよ。
ちょっと別の話ですが、チョーク(クライミング時に手につける炭酸マグネシムの白い粉)も安いやつは不純物が混じっていて、身体への影響を気にされる方もいらっしゃいます。
「フリクションラボ」という会社が作るチョークは「純度が高く」まさに科学者基質な方が作った逸品なのです。今では登山本店でも取り扱っていますが、実は石井スポーツで初めて仕入れたのは私なんです。
|竹内さんのクライミングとの出会いは?
元々はスノーボードやマウンテンバイク、バックカントリースノーボードなどが好きでした。石井スポーツに足を運んだきっかけも雪山で使うビーコンを探すためでした。どちらかというと冬のアクティビティが好きな私が、夏場にちょっと身体を動かすために、はじめたのがクライミングなのです。南町田にあるクランベリーモールのピナクルに登りに行ったりもしていましたよ。
石井スポーツに入社してからは、奥多摩の御岳渓谷に会社が始まる前に先輩と行ってボルダリングしていました。その「朝の空気感」が気に入ったんです。私は室内でのクライミングがルーツではなく、屋外から始めた人間です。御岳渓谷はクライミングの「課題」の基準になるようなスポットがたくさんありますので、今も気になる場所ですね。
(昨今のクライミングブームをどう感じていますか?)
とてもいいことだと思います。クライミングは元々マイナーなスポーツでしたから感慨深くもあります。オリンピックでの正式競技化が決まってからものすごい勢いでメディアに露出していますし、ご家族でやっている方も多く微笑ましく感じています。
ただ「屋外」からクライミングをはじめた自分としては、本来危険なスポーツであることを忘れてはいけないとも感じています。そう、クライミングはそもそも「落下のリスクがある」スポーツなんです。
フットネスジムでも安全に出来る環境が増えてはいますが、その延長線上として屋外でクライミングを始めると「山でのマナー」が追いつかない方もいらっしゃるようです。
クライマー仲間ともよく話すのですが、登山から始めるクライミングも当然ありますので、こういったマナーの観点でも石井スポーツとして提案や啓蒙活動をしていくことも責務だと考えています。
欧米と比べると、日本は外岩(屋外でのクライミングスポット)のキャパシティが足りていませんので、このあたりの環境整備も課題ではありますね。
|竹内さんのクライミング活動
私自身今もクライミングのスキルアップのために活動しています。これまでのクライミング活動写真を少しだけここでご紹介いたします。ちなみに今後9/3~9/18には南アフリカにクライミングをしに行ってきます。立川店のSNSでも紹介したいと思いますので、是非チェックしてみてください。今回はドローンでの撮影にも挑戦予定です。
アメリカのBISHOPでクライミングを楽しむ私です。
今や、言わずと知れたボルダリングのメッカで、世界中からボルダリングをしにクライマーが集まってきています。季節問わず(冬でも!)多くのクライマーが集まってきているんですよ。場所的にはカリフォルニアの東に位置し、すぐ脇にはシエラの美しい山並みを見ることが出来ます。周辺にはスキー場や温泉、ハイキングコース、国立公園もありクライミング以外の楽しみも沢山あります。
この写真は冬の瑞牆山(みずがきやま)ですね。ボルダリングスポットとしても有名な瑞牆山は日本百名山としても有名ですね。
山梨県北杜市(旧北巨摩郡須玉町)にある標高2,230mの山で、奥秩父の山域の主脈の一つ。
・・石井スポーツは登山専門店ですから、ちょっと「登山家」らしい情報も書いて見ました!
|竹内さんの夢
最後に竹内さんの「夢」を絵にしていただきました。
竹内さんが描いた「未来の石井スポーツ」のイラストです。
店舗の中で「山岳クライミング」「スポーツクライミング」「ボルダリング」が楽しめるアトラクションのような世界観ですね。
ただそれだけではなく、コアなクライミングギアを購入出来たり、スキルアップのために学ぶ講義が開催されていたり、、、いつか遠くない未来にこんな石井スポーツがあなたの街のそばにも出来るかもしれません。
石井スポーツには30人以上の店長がいます。これまでのキャリアや勤続年数、好きなアクティビティも皆様々です。あるようでなかった一人一人の店長の「個性」にフォーカスを当てるこのコンテンツ、今後もどうぞご期待ください。