「目に青葉　山ほととぎす・・・」と言われる5月。本当に新緑が目に青々としてこれからの登山に力を与えてくれる良い季節となりました。皆様も様々な計画をお持ちのことと思います。そんな皆様にこの時期の登山を楽しむ豆知識をお伝えします。

5月の気象の特徴

5月は東西に長く伸びる高圧帯におおわれて、低気圧が通過するのは6から7日毎となり全国的に晴天率は80％以上（平年平均）のすがすがしい季節です。しかし、年によっては、4月の延長で2から3日ごとに雨と晴天が交互に現れることがあります。天候をよく見極めて登山の計画を立てましょう。

＜5月のウエアリング＞

気温も高くなり思わずTシャツで歩きたくなりますが、5月は1年でも一番紫外線の強い時期です。UV対策を施したウエアがありますので、ぜひ対策を立てて登山に出発しましょう。また、青葉が茂るということは有毒の草木も茂るということですから、肌の露出はなるべく避けたいですね。加えて、有毒の虫も活動を始めます。デング熱、ジカ熱の発生状況調査もはじまってますが、一番は蚊に刺されないこと。防虫ウエアは効果も高くて肌の露出を防ぎますから様々な点でこの時期には効果的です。

＜足元すがすがしくハイキング＞

気温が上昇して足元の不快感が上昇しますが、昨年GORE-TEX® SURROUND® フットウェア が登場しました。既に使用されている方もいると思いますが、その効果はすこぶる高く、今までの不快感は一掃されました。足元さわやかにハイキングに出かけてみませんか？今まで以上に5月のさわやかなハイキングが楽しめます。

5月の気候と特色に応じた装備を準備したら、ほかの装備もキッチリ用意をしましょう。

もちろんヘッドランプ・ツエルト・ライトダウン等の防寒着を用意するのは山の常識。

＜登山用具の手入れ＞

GWに残雪期の登山をされた方も多いと思いますが、そろそろウィンターウエアは不要になります。登山用具も衣替えの時期ですね。5月はすがすがしく晴天率が高いということは、洗濯物も乾きやすい時期でもあります。大切な道具はこの時期を利用してメンテナンスをするのがお勧めです。ゴアテックスウエアもダウンジャケットも専用の洗剤や撥水スプレーでメンテナンスをしましょう。加えて雨具も撥水処理をして梅雨の季節に備えましょう。登山靴はインソールを抜いて湿気が残らないように保管するとともに、インソールそのものが消耗していないか確認しましょう。ソールの減りも同時に確認して次のシーズンまでにリペアをするのがお勧めです。シーズン前に急にリソールするのは時間もかかります。お買い上げいただいた登山用具をいつまでも大切にお使いいただくのも石井スポーツスタッフ一同の願いです。メンテナンスなどの相談はぜひお気軽にお近くのお店にお越しください。様々なお手入れ方法をお教えします。これも登山用具専門店の需要な役目と考えております。