7月登山の日 「峰々に 天上の花 咲き乱れる」
おすすめの山 北アルプス 白馬岳
今回は雲上の楽園白馬岳を紹介しましょう。深田久弥の著書「日本百名山」-新潮社-によると、「日本アルプスへの初見参が白馬岳であった人は少なくないだろう。
高峰へ初めての人を案内するのに好適な山である」と紹介されています。
大雪渓、お花畑に加えて、眺望も素晴らしいとまさしく雲上の楽園です。今年、みなさんも白馬岳を訪れませんか。
(行程)おすすめのコース
1日目 蓮華温泉-瀬戸川鉄橋-鉱山事務所跡-鉢ヶ岳分岐-三国境-白馬岳-白馬山荘泊
2日目 白馬山荘-白馬岳-三国境-雪倉岳避難小屋-雪倉岳-水谷のコル-朝日小屋泊
3日目 朝日小屋-朝日岳-吹上のコル?瀬戸川橋-兵馬ノ平-蓮華温泉
コースの特徴
白馬岳には大雪渓や栂池から登るコースがポピュラーですが、今回は蓮華温泉から登り、朝日岳に縦走するコースを紹介しましょう。
このコースは初日の行程が長いので前日に蓮華温泉で前泊、白馬山頂の小屋と、高山植物の楽園朝日小屋に泊まり、少しゆったりとした山旅をされるのがおすすめです。
今年日本アルプスや富士山を計画されている方も多いと思いますが、2500m以上の高峰に登る注意点を以下にまとめました。参考にしていただき、素晴らしい夏山をお楽しみください。
高山病にならないために
高山病とは頭痛やめまい吐き気など、酸素濃度の低下により充分な酸素が体内に供給されにくくなるために起こる症状です。
高山病防止はゆっくりマイペースが基本ですが、次の2点も予防のために重要です。
①水分補給
水分が不足すると、循環不全という状態になり、末端の組織まで酸素が運ばれにくくなるので、こまめに水分補給を行いましょう。
行動中でも簡単に水分補給できるハイドレーションタイプもおすすめです。
【おすすめのハイドレーション】
プラティパス Big Zip LP 2L
¥5,280(税込)
いつでもどこでもおいしい水が飲めるハイドレーションシステムの2Lタイプです。
②サプリメントの摂取
鉄分が不足すると、血中のヘモグロビン(主成分は鉄分)が減少し、酸素をうまく体内に取り込めにくくなります。
鉄分はもともと不足しがちな栄養素なので、サプリメントなどで摂取しましょう。また、疲労が貯まる事で、高山病のリスクは高まります。
疲労を貯めにくくするためにはアミノ酸系のサプリメントが有効です。
【おすすめアミノ酸系のサプリメント】
ベスパ ベスパプロ
¥770(税込)
登り始める前や登山中に接取することで体の疲労が軽減されます。
熱中症を予防するために
熱中症予防は、水分・塩分補給、帽子、日陰、涼しい服装が良いとされています。
登山では、第一に水分・塩分補給。夏山は発汗量が多いので、多い目に水分を補給すると同時に、サプリメントやアイソトニック飲料でミネラル分の補給を忘れないことが大事です。
さらに長時間活動するので、カロリー補給も忘れずにしましょう。低栄養状態も熱中症の要因です。
加えて、帽子、涼しい服装、日陰ですが、登山用の帽子には風通しや日差しを遮る工夫を凝らしたものがあります。
涼しい服装は登山の場合なかなか難しいですが、UVカットアイテムや速乾性の素材等をうまく活用しましょう。
【おすすめの帽子】
フェニックス Arbor Hat(アバハット)MEN
¥4,510(税込)
サンシェイド(日よけ)付きの人気定番ハット。サンシェイドは収納式なのでシーンによって使い分けできます。
サイドメッシュにより内側のこもった熱気を外に排出。つば前側に形状安定の芯入り。
この時期に嬉しいUVカット90%以上の素材を使用。
フェニックス Arbor Hat(アバハット)WOMEN
¥4,510(税込)
岩場・ガレ場を安全に歩くために
ヘルメットは落石の保護だけでなく、岩場通過中にある岩の突起や、尻餅をついたときの後頭部の保護、樹林帯の倒木から頭の保護など、様々な状況で頭を保護してくれます。
よくフィットした登山靴は靴擦れの防止と共に、ガレ場や岩場を安定して登ることが出来ます。
今年日本アルプスデビューを考えている方は、一度ICIのスタッフにご相談ください。
最適な靴をご提案します。安全登山は足元から!ですね。そして、忘れてはならないのはザック。
容量不足や便利という理由で、色々と外につけている方もいますが、ウオーターボトルが滑り落ちたり、岩場で引っかけて、ヒヤリとした方も多いと思います。
ザックは登山者の心の鏡です。色々とぶら下げたり、物を付けているのは、心の緩みと怠慢な心が写っています。
後ろ姿がきりりと行きたいですね。加えて、フィット感を向上させる背負い方やフィッテイングの方法を確認しましょう。
【おすすめの靴】
AKU コネロⅡ GTX
¥37,400(税込)
AKUトレッキングブーツのロングベストセラーモデル。日帰り登山から無雪期3,000m前後の山まで対応できるオールラウンドな一足です。
以上3つの点を述べました。
皆様がすばらしい登山をされる事を石井スポーツスタッフ一同願っております。