群馬県南牧村「三段の滝」
おすすめの山 「三段の滝」
今月は群馬県南牧村の滝「三段の滝」を紹介しましょう。
南牧村は西上州に位置し、有名な妙義山からさらに南西にある山深い里です。村内には多くの岩峰・滝があり、有名山岳地ではありませんが登山者には魅力的なエリアです。素晴らしい岩峰のルートもありますが、今回は梅雨時期でもあり、遊歩道から見に行くことの出来る碧岩三段の滝を紹介します。他にも象ヶ滝などハイキングで訪れることが出来る多くの滝や蝉の渓谷があります。
今年、みなさんも素晴らしい 「群馬県南牧村の自然」を訪れませんか。
おすすめのコース
上信電鉄下仁田駅からバス20分→三段の滝橋→居合沢(三段の滝遊歩道)→三段の滝→往路を戻る
*本コースは整備された遊歩道ですが、岩場の登下降もあるので足元はしっかりしていきましょう。豪雨の後などは歩道が荒れることもあるので、事前に観光協会に問い合わせましょう。
6月入梅の時期
ハイキングや登山の計画を立てるときや、出発の朝に天候が気になる頃になりました。しかし、7月10日前後の梅雨の終わりのはげしい雨を降らせる時期を除いて、天気予報をよく確認すれば、意外と晴れ間も多い時期です。この時期の山は花が美しく咲き誇り、谷には雪渓が垣間見られて他の季節にはない山の表情があります。あなたも梅雨の晴れ間を見つけて美しい花々に会いに行きませんか。
<天気予報三段活用>
① 10日前~3日前
tenki.jp・Windyなど、10日前からの予報を出している気象サイトで天候の傾向を確認して、大まかな計画を立てる。
② 2日・前日
前述の天気予報サイトで気象予報とSCWの衛星画像で雨雲の画像や気温・湿度を確認して山行を実行するかどうかの判断をする。
③ 当日
tenki.jp・Windyの天気予報で大気の状態が不安定とか、気温が上がり熱中症の危険がある等、天候悪化の兆しや登山に適さない条件がないかを確認するとともに、SCWを確認してその日の雨の降りだす時間帯や気温・湿度を確認して対応策をあらかじめ考えて出発しましょう。
日本気象協会が天気予報を提供するウェブサイト。全国各地の天気予報、地震情報や注意報・警報、桜の開花予想や紅葉情報等季節に応じた暮らしに役立つサービスを提供している。
チェコの企業がアメリカ国立気象局の【GFS】、ヨーロッパ中期予報センター【ECMWF】、ドイツ【DWD】、スイスの【meteoblue】が公表する気象データをもとに、全世界の気象予報を出している。
一般的な天気予報と異なり、自分で雨雲が来るとか、気温傾向とか確認する必要があり、少し気象の知識が必要です。スマートフォンに対応しており、ピンポイントで自分のいる場所の気象傾向を確認できます。
<雨を楽しむ登山術>
装備の雨対策の一番はザックのレインカバーですが完全ではありません。ザックカバーをしていても中に雨が通ってしまって痛い思いをした方も多いはず。
基本は個別の防水パックキング。ポイントはザックの防水インナーバックだけに頼らないこと。ロールアップが甘くてここから浸水すれば逃げ場がないのですべて濡れてしまいます。セーターや着替えなど絶対に濡らしたくないものはシュラフ用の防水コンプレッションバックに入れて防水とコンパクトパッキングを心掛けましょう。小物類・救急薬品・タオル・ポケットテッシュも防水バックに入れておくとよいでしょう。基本的にはすべてを個別に防水スタッフサックに入れることが重要です。
また、財布・携帯電話などジップロックを活用されている方も多いでしょうが、耐久性に劣るので、専用の防水ケースを使用されるのがエコの観点からもお勧めです。
これで完璧 雨に負けない防水対策
①個々に防水バックに入れる。 (個別保護)
②ザックの防水インナーで内部全体を保護(内部保護)
③ザックのレインカバーで耐水性を向上させる。(全体保護)
*ザックそのものが防止加工された製品はカバーが風であおられることもなく、安全性の向上につながるので要注目の製品です。
さて雨の対策は完璧で、梅雨の山を楽しんだ後にもう一工夫の提案。
軽量サンダルと着替えを持って行って、帰りも快適にしましょう。こんな時に活躍するのがコンパクトに収まる手提げバックです。トレッキングシューズや濡れた雨具・着替えを収納して、楽しく家路につきましょう。
「用意周到な準備で安全登山」皆様がすばらしい登山をされる事を石井スポーツスタッフ一同願っております。
おすすめの登山用具
群馬県南牧村「三段の滝」