2022年 8月登山の日

 

8月登山の日

頚城山群の夕焼け

 

おすすめの山 妙高山

日本各地にはたくさんの「~富士」と呼ばれる山があります。美しいすそ野を持つ地元の山を日本一の山「富士山」の美しさと勇壮さへのあこがれが、そう呼ばせたのでしょうか。今月は越後富士と呼ばれる妙高山を紹介します。妙高山は大きな山で、すそ野が美しく秀麗ですが、見る角度によっては外輪山に囲まれた姿・ある角度からは幾重にも重なる山のつらなりと多くの表情を持つ美しい山です。
今年、様々な表情を見せる妙高山に登りませんか。
 


火打から妙高を望む

 
 

おすすめのコース

 

【行程】
第1日 スカイケーブル山頂駅-妙高山頂-黒沢池ヒュッテ-高谷池ヒュッテ(泊)
第2日 高谷池ヒュッテ-火打山-胴抜ヶ切戸-焼山-富士見峠-杉野沢橋-笹ヶ峰

 
【コースの特徴】
妙高山だけを登るのであれば、燕温泉から登って燕温泉に下りるのが自然の妙味を味わえるのでお勧めですが、燕新道は渡渉の連続部もあり危険度も高いので、今回は火打山・焼山を併せて頚城三山の縦走を紹介しましょう。
今年、火打山~焼山の山頂間の通行止めは解除されたので、6年ぶりに縦走できることになります。ただし新潟県の条例で登山届が義務付けです。必ず登山届を提出して縦走しましょう。
(以下を参照 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/bosaikikaku/yakeyama.html
このコースは日本海・北アルプス・北信の山のみならず、富士山までも見ることの出来る眺望の稜線です。下山は笹ヶ峰としていますが、泊岩から糸魚川側に下山する。さらに雨飾山まで縦走など、体力が必要ですが様々に楽しめる山域です。
 


妙高頂上から火打・焼山

 


妙高頂上

 

夏から秋 季節が移り行く山を楽しむために
「登山中に注意する虫の防ぎ方と対処の仕方」

 

蚊やぶゆ・ケムシ・ヒル防ぎ方

 
①長ズボン長袖を着用して肌を露出しないこと。
※防虫効果の高いメッシュのパーカを活用すると、蒸し暑いときも大丈夫。
②携帯の蚊取り線香や虫除け・ヒル除けスプレーをいつも準備。
 

蚊やぶゆ・ケムシに刺された、ヒルに吸われた時の対応方法

 
①どんな虫であれ、流水で洗い流す。
②ヤブ蚊やぶゆなどの毒性の強い虫の場合はポイズンリムバーで吸い出す。
③ケムシの場合は毒棘を粘着テープなどで取り除く。
※タオルで棘を振り払うと、棘のついたタオルを介して炎症を広げるので要注意。
④抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏を塗る。
※抗ヒスタミン系成分(市販のかゆみ止めにはほとんど含まれます)
⑤ヒルに吸われた時は引っ張って無理に取ると口が残るので、ライターの火などであぶって取ります。また、いつまでも出血するので絆創膏を強く張ります。
 

ハチは要注意!

 
スズメバチが自分の周りを飛び始めるのは近くに巣がある証拠です。振り払ったりすると、仲間を呼んで大群に襲われるので、ゆっくりとその場を離れましょう。また、黒い服と香水など匂いに興奮して攻撃性が高まる事が多いので、山などに出かける際には、黒い服と香水等は控えましょう。
アシナガバチも山で見かけます。休憩中に脱いだ衣服の中やザックの背面にいつの間にか止まり、刺されることが多いのでよく注意しましょう。
ハチに刺された時はすぐに流水で患部を流してポイズンリムバーで毒液を吸出します。十分に吸出した後で、抗ヒスタミン系成分を含む(市販の虫刺されには大概含んでいます)ステロイド系軟膏を塗り、患部を冷やして速やかに医療機関(皮膚科)を受診しましょう。後述のショック症状が出ると生命の危険もあります。
 

アナフィキラシーショックに注意!

 
屋外のハチ毒による死亡例は熊の襲撃よりも多く、日本で毎年30〜40件程度発生しています。多くは「アナフィキラシーショック(ハチ毒や食物、薬物等が原因で起こる急性アレルギー反応)」によるショック死と言われています。ハチ(スズメバチだけでなくアシナガバチやミツバチも)に刺されてことがある人は、2度目に症状が出やすいので、病院でハチ毒アレルギーが無いか検査しましょう。
 

ダニやツツガムシはやぶの中に潜んでいる。

 
普通の登山道で被害にあうことは稀ですが、ダニは生物の体にいつまでも食らいつきます。無理に引きはがそうとすると、体内に頭部が残ってしまう場合があるので、そのまま皮膚科に行きましょう。
 

医療機関(皮膚科)を受診

 
ヤブ蚊やぶゆなどの毒性の強い虫やケムシに刺された場合やウルシなどの毒のある草にかぶれた時は当然ですが、ダニやツツガムシは「日本紅斑熱」や「発疹チフス」、「ツツガムシ病」などを引き起こす「リケッチア」という菌を媒介するため、必ず医療機関(皮膚科)を受診をしましょう。
 

「雷に注意」

 
雷は次の三つの条件が組み合わさって起こります。
①湿った空気があること。
②大気の状態が不安定であること。
③上昇気流があること。
 
以上の条件が揃った時、積乱雲が発達して雷雨となります。特に今年は上空に寒気が入りやすく大気の状態が不安となりがちなので注意が必要です。雷は遭遇しないことが唯一の身を守る方法です。次の点に気を付けてください。
①天気予報に注意する。(大気の状態が不安定キーワード)
②遠くから雷鳴が聞こえないか注意する。(ラジオの雑音等で確認するのも有効)
③発雷確立の低い午前中に登山を終える。(早出早着きが登山の基本)
 
 

以上、山を安全に楽しむ注意点を述べました。
皆様がすばらしい登山をされる事を石井スポーツスタッフ一同願っております。
 
 


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