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破風山より奥秩父の山の連なりを見る
おすすめの山 奥秩父縦走
奥秩父の層々たる山並みは、その素晴らしい森林美と、その大きな保水力が生み出す渓谷美が魅力です。地理的・歴史的にも多くの物語を生み出してきました。奥秩父主脈越えの雁坂峠は針ノ木峠・三伏峠と並び日本三大峠に数えられる峠ですが、歴史上も重要な地点で、武田信玄の軍事用路「甲斐九筋」の一つ。『日本書紀景行記』に「日本武尊が通った」と記載されています。今年森林美・渓谷美を味わいに奥秩父の山々に登りませんか。
おすすめのコース
第1日 道の駅三富-沓切沢橋-雁坂小屋(テント・小屋泊)
第2日 雁坂小屋-破風山-甲武信小屋-甲武信岳-千曲川水源-毛木平-梓山
【コースの特徴】
今回は地理的・歴史的にも重要な雁坂峠でテント泊・小屋泊を楽しみ、千曲川の源流美を楽しむコースです。所々で現れるビューポイントでは遠く富士山・南アルプスや奥秩父の重層たる山並みが楽しめます。
秋山の快適登山術
その1 <紫外線対策>
9月はまだまだ日差しも強く、帽子やトレッキンググローブなどで紫外線を防ぎましょう。グローブは気温が下がったときにも有効です。 加えて登山用の吸水性に優れた速乾性のタオルやバフに代表されるネック・ヘッドの兼用バンドは汗対策と冷たい風の吹くときの耳の保護やマフラー等などと暑寒両用で大変重宝します。
その2<カロリー補給・水分補給>
秋も山は急激に気温が下がります。効率の良いサプリなどでカロリー補給を心がけると、低体温症の危険性も低くなります。その反面、9月は残暑で意外と暑い時もあります。また、気温が下がっても、登山中に発汗していることにかわりはありません。口渇感を覚えにくい分、秋山の脱水症状は深刻化しやすいので、夏に準じて水分とミネラル分を補給しましょう。
秋のテント泊に必要な装備と工夫
テントの選び方
フライシート併用のダブルウォールテントが雨の多い日本ではスタンダードでしょう。
表示の使用人数マイナス1(2〜3人用であれば2人で使用する)で使うと快適性が向上します。特に雨の日は荷物や靴もテントの中に入れるので、余裕があるほうが良いでしょう。
シュラフとシュラフカバー
秋は気温が下がるので3シーズン用シュラフがオススメです。ダウンと化繊綿がありますが、コンパクトで保温性の高いので、一般的にはダウンがお勧めです。加えてテントの結露でシュラフが湿るのを防ぐとともに、保温性の向上に役立つのがシュラフカバーです。
スリーピングマット
シュラフも重要ですがそれ以上に大切なのはマットです。
例え冬用の厚みのあるシュラフでも背中は体の重みで潰れて地面の冷気は直接伝わってきます。マットには2種類がありますが、それぞれの特徴をよく知って使うと良いでしょう。発泡ウレタンを使ったクローズドセルタイプは嵩張りますが、パンクの心配もなく安定して使えます。エアーマットは小さく収容出来る事と寝心地が良いのが特徴ですが、パンクの恐れがあるので修理キットは必携です。
炊事用具
コンロはゴトク4本タイプが、安定性が良くお勧めです。軽量化でゴトク3本タイプを使う人は、コッフェルのハンドルを握るなど取扱いに注意しましょう。また、コンロ台を用意すると安定性が良いのでお勧めです。コッフェルは大小2個組み合わせタイプがお勧め、メインでご飯を作り、サブで飲み物、日帰りの時は一個だけ持参などフレキシブルに使えます。最後にLEDランタンがテント泊の快適性を大幅にUPしてくれます。夜だけではなく、早朝の朝食準備の効率もよくなるので今や必携装備ですね。
以上秋山を安全に楽しむ注意点を述べました。皆様がすばらしい登山をされる事を石井スポーツスタッフ一同願っております。
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