日本の滝百選 滑川大滝
おすすめの山 東大巓(標高1928.1m)
今月は東大巓を紹介しましょう。吾妻連峰は福島・新潟・山形の3県にまたがり、北海道の大雪山に次いで全国第2の面積規模をもつ磐梯朝日国立公園の一角を占め、2000m級の峰々が東西に連なる大きな山塊です。
*磐梯朝日国立公園の魅力は 環境省HP をご覧ください。
東大巓はその吾妻連峰のほんの一山ですが、滑川鉱山跡や日本の滝百選の滑川大滝・秘湯滑川温泉など、歴史と景観・観光に優れた秘境の名山です。近隣には、奥羽本線の難所で名高い峠駅と、そこで売られる峠の力餅など、鉄道と秘境好きには特におすすめの山です。
今年多くの魅力を秘めた東大巓に登りませんか。
おすすめのコース
しかし、自分で入下山の交通事情を含めて理想とするラインを創出するのが一番おすすめです。
おすすめしたコースは公共交通機関の便が悪く、往復する場合は滑川温泉に一泊して送迎していただく。
天元台から縦走する場合はタクシーを利用して、翌日の予約をして、下山口に迎えに来ていただくことをおすすめします。
【コースの特長】
とにかくどこをとっても趣きのある山ですが、名月荘からの下りは鉱山の軌道跡は良いですが、途中ささ藪に覆われているので歩行に注意しましょう。トレッキングポールで押しのけながら、足元を確認して歩くと良いでしょう。
滑川鉱山のつり橋の残骸
登山道から見える沢
登山道わきの沢
夏から秋、快適にハイキングが楽しめる季節がやってきました。北海道・東北・本州の高い山は9月も末になると、紅葉に染まり始めます。今月は、この時期の山を楽しむ安全登山のアドバイスをお伝えします。
夏から秋 季節が移り行く山を楽しむために
爽やかになりますが、口渇感を覚えにくい分、秋山の脱水症状は深刻化しやすいので、夏に準じて水分とミネラル分を補給しましょう。
登山中に必要な水分量(ml)は
(体重+荷物)× 5 × 行動時間
で計算しましょう。
ハイドレーションシステム・ウオーターボトル
蚊・ぶゆ・ケムシ・ヒル・ハチに注意
涼しくなるので、長時間の行動や、バリエーション扱いの藪の多いルートに行くことも多くなると思います。当然害虫の難に合う率も高くなるので防御の備えをしましょう。
①長ズボン長袖を着用して肌を露出しないこと。
※防虫効果の高いメッシュのパーカを活用すると、蒸し暑いときも大丈夫。
②携帯の蚊取り線香や虫除け・ヒル除けスプレーをいつも準備。
③9月はハチの活動期なので、ポイズンリムバーと抗ヒスタミン系成分を含む(市販の虫刺されには大概含んでいます)ステロイド系軟膏を用意しましょう。過去にハチに刺された人は病院でハチ毒アレルギーが無いか検査しましょう。
蚊取り線香・ヒル除けスプレー・ポイズンリムバー
標高(北アルプスなど)と緯度の高い(北海道・東北)山は急激に気温が下がります
防寒具は勿論ですが、長袖のシャツ・動きやすいトレッキングパンツで快適に登山をしたいですね。
これは脅かすわけではありませんが、急な降雪に備えて、足ごしらえもしっかりしましょう。
10月初めに北アルプスで降雪による遭難事故が発生しています。
秋は底のしっかりしたトレッキングブーツ・ウールの上質な靴下で低温・まさかの降雪に備える慎重さが必要です。
ダウンジャケット
長袖のシャツ
トレッキングパンツ
底のしっかりしたトレッキングブーツ
ウールの上質な靴下
「用意周到な準備で安全登山」皆様がすばらしい登山をされる事を石井スポーツスタッフ一同願っております。